その時の歌手で思い出すのは山本リンダ、安倍律子、夏樹陽子などなど。夏樹陽子は私が"林バンド"の メンバーの時に二条大橋のたもとにあった"ホテルフジタ京都"(今はもうない。今そこには"ザ・リッツ カール トン京都がある)で営業の"ショクナイ"(ショクナイとはバンド用語で内職という意味で、要するに本業以外の チョイ稼ぎの仕事のこと)をしたときに私はこのホテルでパーティーで演奏しゲスト歌手の"夏樹陽子さん"の 歌の伴奏をしたことがあった。これも不思議な因縁である。あと山本リンダのショーの時私はコッソリその様 子をラジカセでテープに録音した。覚えているのは先ずオープニングで司会のミッキーの「メトロ!!ゴールデン ショー!!」の高らかな声でショーが始まり、あの有名な「こまっちゃうナ」「どうにもとまらない」「狙いうち」と歌い 続け(実際は激しいダンスや振りが伴なっていた)楽しいショーが進行していった。ただ残念ながらこのテープ はいつの間にか紛失してしまった。しかしそんな私は京都で25歳位から35歳位まで約10年位、多分20軒以 上のクラブやキャバレーで多分15以上のバンドでドラムを叩いたり、歌を歌っていた訳で、今思うと何とも不 思議な気がする。自分のことであって、自分のことではないような・・・。                                   もどる